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Column

2025/04/16

2025年(令和7年)3月15日(土曜日) 北海道住宅新聞に掲載されました⭐

2025年(令和7年)3月15日(土曜日) 北海道住宅新聞に掲載されました⭐ アイチャッチ

 

 “孫”にフォーカスしたリノベ専門ブランド『ウチリノベ』のモデルオープン👏

(株)藤城建設(札幌市、川内玄太社長)ではこのほど、 リノベーション専門ブランド『ウチリノベ』を立ち上げ、札幌市に隣接する当別町太美にモデルハウス・星月夜(ホシヅキヨ)をオープン。祖父母の家を受け継ぐ孫をメインユーザー層として想定し、新築や増改築、断熱改修で培ってきた技術と経験によって高い快適性を新築以下の価格で実現する“北海道デザインリノベーション”の確立を目指す。

 

〇新築以上の構造・性能・機能を新築以下の価格で

同社で5つ目のブランドとなる『ウチリノベ』で提供するリノベーション住宅は、懐かしい雰囲気を残しつつ、最新の技術で快適に暮らせるようになった祖父母の家で孫が暮らすことをイメージするなど、“孫” にフォーカスしている点が大きな特徴で、目指しているのは見た目だけでなく、新築以上の構造・性能・機能を兼ね備えた住まいを新築以下の価格で提案すること。これを同社では”北海道デザインリノベーション”と称しており、1981年以降に建てられた新耐震基準の既存住宅を対象に、断熱・気密性能の向上やプラン変更、内外装・設備の更新などを行う。

ツーバイフォー工法で建てられていた築31年のモデルハウスでは、断熱・気密性能を高めるにあたり、 外壁は既存断熱材(硬質ウレタンフォーム89㎜)を残したまま、屋外側と室内側の両方で付加断熱を行うトリプル断熱を採用。屋外側は既存の通気層を発泡プラスチック系断熱材と現場発泡ウレタンで密閉し、 既存サイディングの上から高性能フェノールフォーム・ネオマゼウス45㎜を付加した後、新たに通気層を確保してからガルバリウム鋼板と窯業系サイディングで仕上げた。室内側は既存の内装材と石こうボードを撤去してから防湿・気密シートを施工し、高性能グラスウール 16K45mmを付加している。

このほか、床も既存著熱材に加えて押出スチレンフオームB3種30㎜を付加し、天井はブローイングを350mm厚で吹き直し。窓はトリプルガラスサッシに交換した。UA値は0.24と同社の新築住宅と同等以上だ。

 

〇壁面太陽光発電も導入

設備を見ると、暖房にはエアコンを採用し、LDKにペレットストーブも設置。給湯はエコキュート、換気は1階天井にふところを設けて第1種熱交換換気システムを導入した。さらに同社が積極的に取り組んでいる壁面太陽光発電も1.78kW分設置し、屋根の5.34kW分と合わせて7.12kWの出力を確保している。

プランに関しては、リビングと連続していたファミリールームを小上がりのヌック (心地よいスペース) と和室に造り替えるなど、既存の間取りを活かしつつ暮らしやすさや心地よさを高めている。ちなみに同じブラン・性能・仕様の住宅を新築した場合と比べると、 価格は500万円ほど抑えられているとのこと。

モデルハウスは3連休初日の2月22日(土)にオープン。告知は Instagram の広告だけだったが、同社が想定している祖父母の家を譲り受けたユーザーのほか、建替えかリノベーションかを検討しているユーザーや、住み替えを考えている60代のユーザーなど、3日間で14組が来場。すでに建替え等で話が進んでいるユーザーもいるなど手応えを得ているという。

川内社長は「これから体制をブラッシュアップし、家財など荷物の預かりや仮住まいのあっせんなどサービス面も整えて、3年で年間施工棟数10数棟、売上げ3億円の規模のブランドにしたい。建替えや小規模リフォームの窓口にもなることも期待している」と話しており、同社が事務所を構える札幌市東区中沼にも年内にモデルハウスを計画中だ。

 

 

 

 

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